普段飲みは煎茶や紅茶が多いのですが、
リラックスしたいときには「ちゃんと」玉露が淹れたくなります。
玉露は繊細なお茶なので、茶葉の扱いも量も、お湯の量も温度も、お茶を出す時間も、
煎茶よりも断然気を使うので逆に気合が入ります。
気合いを入れて玉露を淹れる、そしてそのお茶を飲む。
その一連の準備とプロセスを経たお茶がリラックスに繋がると思っています。
でも、玉露も淹れ方をマスターすれば、おいしく淹れられます。
今日は、「心も体も落ち着かせて玉露を!気合をいれて丸久小山園の玉露。」と題して、玉露の楽しみ方を紹介します。
玉露とは?
玉露は日本茶の一種です。
新芽が2~3枚開き始めたころ、茶園をヨシズやワラで20日間ほど覆い(被覆栽培)、日光をさえぎって育てたお茶が「玉露」です。最近は、寒冷紗(かんれいしゃ)などの化学繊維で覆うことも多くなっています。光を制限して新芽を育てることにより、アミノ酸(テアニン)からカテキンへの生成が抑えられ、渋みが少なく、旨みが豊富な味になります。
(出典:http://www.ocha.tv/varieties/nihoncha_varieties/gyokuro/)
茶葉自体は丸いわけではありません。
今回淹れた玉露の茶葉はこんな感じです。
丸久小山園とは?
元禄年間に創業された京都宇治のお茶屋さんです。
我が家も玉露だけでなく、お抹茶やお茶スイーツなどは丸久小山園さんには大変お世話になっています。
我が家のお気に入りお抹茶。
常にストック、久次郎煎餅。
玉露の淹れ方
我が家の玉露セットです。
10年以上前に京都のIEMON SALONで購入した白磁の宝瓶急須茶器セット。
- 急須
- 湯冷まし
- 茶碗
がセットになっていてこのセットがあれば玉露いただけます。
淹れ方は、丸久小山園さんのレシピをベースに2人用に調整しています。
- お湯を急須に入れ、温める。(湯温:95~98℃→70~75℃)
- 急須のお湯を茶碗に入れ、温める。急須に残ったお湯は捨てる。(湯温:70~75℃→60~65℃)
- 茶碗のお湯を湯冷ましに移す。
- 茶葉を急須に入れる。3人分でティースプーン山盛2杯、約4~5g。
- お湯で温かくなった湯冷ましをぬるく感じるまで冷ます。(湯温:60~65℃→45~55℃)
- 湯冷ましのお湯を急須に入れて、1分半~2分位待つ。
- 各茶碗に最後までしっかりと注ぐ。
- 二煎目はお湯を湯冷まし入れ、湯温を少し高め (55℃~60℃) に、30秒位で出す。
- 三煎目は更に二煎目より温度を上げて15秒位で出す。
普通は三煎目までは十分おいしく淹れられます。
淹れてみました。
こんな感じになります。落ち着きがあって良いです。
湯温が低いのでほろ苦くもあまーいふくよかな味です。
贅沢なひととき。。。
二煎目、水色はあまり変わりませんが風味が少し爽やかに薄くなる感じ。
湯温も一煎目より高く口当たりが変わるので別のお茶みたいに感じます。
まとめ
玉露は、日本茶の一種でありながら、普段飲みの煎茶とは全く違う味わい方ができるお茶です。
毎日飲むのは少し大変かもしれませんが、
特別な一日、気合いを淹れたい時、リラックスしたい時に、ぜひ玉露を!
以上、「心も体も落ち着かせて玉露を!気合をいれて丸久小山園の玉露。」でした。
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